宇宙戦艦ヤマト2 渦中の二人が打ちあけ対談〜進と雪の2人の愛はどうなるの?
今、ヤマトファンが一番注目しているのは進と雪の愛の行く末だ。2人の出会いから早くも5年、2人のことを一番よく知っているのは、あるいは富山敬さんと麻上洋子さんかもしれない。そこでお二人に、気になる愛の心境を語っていただいた。富山「麻上さんと初めて会ったのはヤマトだったよね」
麻上「ええ、そうですね」
富山「あの頃はほんとにかわいらしい女の子といった感じで・・・(笑)」
麻上「ええ、ええ、じゃ、今はどうなんですか?」
富山「あ、むろん今も・・・(笑)けど、ほんとに女性として成長した感じね、雪だけでなく麻上さんも」
麻上「どーも(笑)」富山「ところで、麻上さんは進くんのことをどう思ってる?」
麻上「そうですね、仕事ができる男というか、責任感が強いというか・・・だからといって冷たい人じゃないし・・・」
富山「そうね、やさしい男なんだね。例えば彼は、ヤマトで航海していくうちに戦いの空しさに気が付いていくでしょう。で、大切なのは、自分たちが豊になるだけじゃなく、他人の幸せも考えるといった人間に成長していく」
麻上「もちろん、雪を裏切らないし・・・(笑)それと、他人を引っ張っていく魅力も持ってるんじゃないかな?!」
富山「うん、そうね。いろいろなことを経験してそうなったんだな。というのも進は純粋な少年でしょう。僕みたいに(笑)」
麻上「富山さんのことは別にして(笑)、でもそこにひかれたんでしょうね、雪は」
富山「うん、雪も本当に女らしいというか、月並みに言うと思いやりのある女の子だから」
麻上「でも、彼女って、やっぱり普通の女の子なんだと思います。確かに頭が切れるとか、人よりほんの少しスーパーレディ的なところはあっても、自分が普通の女の子であることを忘れてないから」富山「2人はこれから、どうなるんだと思う?」
麻上「うん、映画みたいに死んじゃうのはちょっと・・・」
富山「でも僕は、映画のとき、死んだ雪に語りかけるシーンではジーンときちゃって、恥ずかしながら泣き出しそうになったんだ」
麻上「でも私はその時いなかったんですよね。もう死んじゃってたから(笑)」
富山「(笑)ま、どんなドラマになろうとお互いの愛はきちっと確かめあいたいね」
麻上「今度は私が聞きますけど、富山さんが進を演じる場合、雪に対しての恋愛感情はどうなんですか?」
富山「もちろん、恋愛感情は持ちますよ、『声』も含めて(笑)」
麻上「いじわるですね、富山さんって(笑)」
富山「聞くほうがいけないんだよ(笑)」麻上「ところで富山さんは、今度のヤマトでは特に意識して変えていらっしゃるところはあるんですか?」
富山「少し大人っぽく演じてはいるね。だって進も成長しているでしょう」
麻上「うん、私の場合は、地のままなんです。なんていうか雪は私に年齢も近いし・・・例えば『魔女っ子チックル』のチーコ役の時には、私、声を作るんです。小学生らしく。そういう意味では、これでいいと思うんだけど」
富山「地でいっていいということでいえば、僕も同じだな。進って、とっても照れ屋で、オッチョコチョイのところがあるでしょ。似ているんです、僕に(笑)」
麻上「感情移入がすごく楽にできるんですよね、雪って」
富山「そう。じゃ、僕もこれからもっと感情移入しちゃおう!(笑)」
麻上「わっ、ほんとに富山さんっていじわるですね!(笑)」
ちなみに1月号に載っていた『第3回アニメグランプリ中間報告』のアイドルキャラクター賞です。
1位 古代 進 874票
2位 コンドルのジョー 573
3位 トニー・ハーケン 493
4位 プリンス・ハイネル 463
5位 一文字 タクマ 459
6位 ひびき 洸 443
7位 キャプテン・ハーロック 411
8位 大鷲の健 396
9位 兜 甲児 371
10位 トリトン 357
ついでに、こんなパロディがあったので拾ってみました。
アニメージュ5月号更新
アニメ16年史 SPECIAL座談会
我が家にも本がありましたので、そこからピックアップし、捨吉さんから頂いた情報も加えて再編集いたしました。
永井「声優人気ナンバーワンの富山さんの場合、去年は2000通の年賀状を印刷してファンの人に送ったって聞いたんだけど」
富山「普段あまりお返事を差し上げられないので、せめて年賀状だけでもと思ったんですよね」
永井「ファンの人からもそれくらい来ていたんですか?」
富山「正確には数えていないんだけど、5,6000通は来たんじゃないですか」
永井「すさまじいね!」
富山「だから、申し訳ないんだけど、返事は全部書けないし、それに読む方もなかなか・・・」吉田「カセットに声を入れて送ってくれというのが多いですね。けど全部に答えていたら、仕事にも影響してくるんで(笑)」
富山「それは多いね。それに日記帳を送ってきて『交換日記』をやってくれという人もいます。でもそれをやり始めたら、やっぱり仕事ができなくなっちゃう(笑)」古谷「今一番気に入っているのが『野球狂の詩』の山井という新聞記者。僕には珍しく大人の役なんですよ」
富山「それは一緒にやっていても感じるね。あなたがずいぶんいれこんでるって(笑)」
永井「富山さんの思い出に残るキャラクターは?」
富山「古代進は別格として(笑)、初めて主役をやった佐武がどうしても印象に残りますね。あれをどうしてももう1度やりたいんですけどね」
古谷「あれは好きだったなァ」
富山「放送時間も最初は夜の9時で、作品も大人向けに作ったんですけどね。市の役は俳協の大宮悌二さんで、あれをやってる頃は、いつも帰りに悌二さんと2人で屋台で飲んでね」
永井「そういや2人とも酒豪だね(笑)」
富山「それと、割に僕は三枚目も多くやっていて『ピンポンパン』のブチャネコ、『ガンバ』のガクシャ、それから『ロッキーチャック』のレッドなんかも好きですね」永井「富山さんは仕事の中でアニメのパーセンテージはどのくらいですか?」
富山「半分ですね。あとの50%は他のものです。アテレコとCMとラジオと。声優の仕事ってのは本当に分野が広いんで。今放送されているCMはマクドナルドのピエロとか、ミロとか」
古谷「ナレーションも多いんでしょう」
富山「多いですね。短編映画なんかも結構あります。今日このあとの仕事も、NHKの15分の短編映画のナレーションなんです。こういうのがけっこう多いです」永井「今後やりたいキャラクターを伺いたいんですが」
富山「僕の場合はあんまり具体的じゃないんです。男の一生も面白いと思うんですけど、これまであまり悪役をやったことがないので、悪役をやってみたい」吉田「私思うんだけど、この仕事は舞台やったり、テレビやったりしたあとで、最後に来ればいいじゃないかって気がするの。だから私なんか、もう少し外をやって戻ってこようかと」
永井「声優目指して入ってきた麻上くんも、「あっ、いけない」と思って、芝居の稽古したり一生懸命やってるよね」
富山「理保子ちゃん、いいこといったよ。外でいろんなことやり尽くして、それからやると本当に素晴らしい声優になれると思うね」
永井「映画もテレビも舞台も、アニメの仕事も、根は同じだからね。やっぱり体を動かすことからやらなきゃいけないと思うんだ」
野沢「よく手紙で『私はお芝居は絶対やりたくない。アニメをやりたいんです』って来るけど、やっぱりねえ(笑)」
古谷「僕も最近になってようやく声だけといっても、自分の身体で感じたものを表現しなくちゃいけないことに気が付きましたね」
永井「そのへんを声優を目指す若い人にも、ぜひ理解してもらいたいですね」
一同「賛成」
アニメージュ5月号 捨吉さんより
各局16年アニメ史
◆『侍ジャイアンツ』コメント
アニメージュ7月号 捨吉さんより
『巻頭声優ブロマイド』
◆『自分の顔について』コメント
なにしろ、主人公の番場蛮というのが型破りの人間でしょう。
ぼくは「巨人の星」にも出たことがあるんだけど、ああいう重苦しいのより、この作品のように明るいのが好きですね。
もちろん、野球は大好きで、もともとジャイアンツのファンなんですよ。
顔ですか…あまり売れていない顔だけど、長年つれそってきた顔ですからね。
ぼくは歯ならびが悪いでしょ。これがまず気に入らない。歯ならびのいい人を見るとうらやましくってね。
歯を見せて笑っちゃいけないって思っているから、大笑いもできなくてね。まあ、これも年とともに平気にはなってきたけど。
それにタレ目、タレマユでしょ。いいとこないですね。
でも、けっしてきらいってわけじゃないんです。だって、もし急にすごい二枚目になっちゃったら、人生観かわっちゃうし、この顔だったから、いまのぼくがあるんですからね。
◆『声優ファンクラブ会長座談会』よりコメント
アニメージュ8月号 捨吉さんより
◆『映画・銀河鉄道999』キャスト決定後コメント
◆『LIVE REPORT-ゼンダマン アフレコルポ-』より
この回のゲストに、太田淑子さんが出演
◆『LP 富山敬ロマン』発売コメント
アニメージュ10月号 捨吉さんより
◆8月13日大阪 『声優フェスティバル-VOICE VOICE VOICE-』
スタジオに訪ねてきて、夜遅くまでぼくを待っていてくれるFCのみなさん、応援ありがとう。
でも、あまり熱中しないでほしい。ぼくがきみたちのパパだったら、とてもきみたちの行動を心配するだろうな。きみたちにはうんと勉強してほしい。そしてその合い間、ぼくについての意見や批判の手紙をかいてくれればいい。
これがぼくの理想のファン像です。
古代進とかマルコポーロとか、いつも二枚目なんで久しぶりの三枚目役に大はりきりです。
ぼくは、もともと、三枚目のほうがヤリがいがあるんですよね。だって、二枚目は地声だけでいいけど、三枚目は工夫して声を作るでしょう。役者としてはおもしろいんですよね。
「は〜い。おまちどう!!」近くのレストランの出前。富山敬さんにカレーライスを持ってきた。
富山「いくら?」
――「350円です」
ポケットから小銭をジャラジャラ。
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太田「トミ坊、食べる?」と、お菓子を誘われる。
私をふくめて一つ一つ仕事をこなしてきた仲間たちも《ブーム》などという甘い幻惑にはけっして酔ってはいない。しかし、なおかつ私たちに向かってくる少女たちの気持ちとは、どんなものなんだろうか。彼女たちは、あまりにも短い青春を享受しているのではないだろうか?
もしそうだとするならば、一度でもいい、ボクはボクなりに、アニメの世界から逸脱した『富山敬』という立場から、彼らに何かを語りかけてもいいのではないか……
アニメージュ12月号 捨吉さんより
◆『マルコポーロの冒険』-マルコの成長を声で表現する富山敬にインタビュー
富山:マルコって、ぼくに似てるところがあるんですよ。15歳でベネチアをいやいや出発したころのマルコって、父に不信感と恐れを抱いてますよね。「かあさんの思い出の残る、ベネチアをはなれたくないんだ」なんていうセリフをいったりしてね。ぼくにも同じ経験があるんだな。
――ところで、いろいろの経験が今日のマルコをつくったと思うのですが、とくにマルコを大きくしたと思うストーリーは?
富山:マルコの旅全体が成長の旅だからね。印象深い作品といえばいいかなあ。まず『さらばネフドの星よ』ね。愛していたラクダをみずからの手にかけるときのマルコは、あそこで本当の勇気を知ったんじゃないかなあ。それから、あの男らしい男・シャリフね。彼のような男の見本にめぐり会えたマルコは幸せな少年だったと思う。でも、シャリフがでてたころは、まるで彼が、主役みたいで……(笑)
――少女とのからみはどうですか?
富山:マルコの恋は、いままで淡くうぶな少年の恋でした。印象に残っているのは、麻上くんがミリアムという少女に扮した『じゅうたんに秘めた恋』ね。女の生き方をあれで身をもって知ったというか……。
――お話を聞くと、マルコがいろんな人に出会って、そのなかでだんだんに大きくなっていったことが改めてわかります
富山:少年から青年に成長したマルコがまたこれからどんなふうに大きくなっていくか、ぼく自身、楽しみです。
――まず、マルコをどんな少年として演じられているか
じつは、ぼくも父親恐怖症だったんです(笑)
父が戦争で兵隊にひっぱられたときなんか、父が死ぬかもしれないということよりも、これで父に怒られなくなると思って、ホッとしたほどなんだから。だから、マルコの父に対する感情なんかすごくよくわかったつもりで演技しました。でもマルコは、ただ父を恐れているだけの少年じゃない。少年らしい冒険心と探究心、なんにでも興味を持つ感性がありますよね。
そして、きょうの収録のマルコ(第24話『密令下る』)からは、いままでよりずっと大人っぽいマルコになっている。これからは、ひとりで旅にでていくわけだから……。ぼくは、いままでややハイトーンの声をだしていたけど、次回からは地声に近い声で演じられるから、ラクになります。なにしろ、実際の年と役のあいだにギャップがあるから、たいへんで……(笑)