●富山敬
昨年暮れに、ニッポン放送で行われた『声優人気コンテスト』で男性部門、堂々第1位。アニメの声優を代表するスターの1人だ。・趣味は釣りとレコード鑑賞。特に釣りは、川で釣るのが大好き。子供の頃、富山さんは山の中で育ったが、その頃の遊び場といえば河原。今でも河原に立っていると、子供の頃のことが思い出されて、とても懐かしいんだって。
・中学時代はわりと引っ込み思案のおとなしい子で勉強ばかりしていたそうだ。そのせいで成績も抜群に良かったらしい。
・そのおとなしい子が、なぜ役者になったかというと、高校の時、たまたま舞台に上がって芝居をやったのが、やみつきの始まり。「芝居っておもしろいんだなァ」と思ってさっそく東宝児童劇団に入ったそうだ。
・ファンレターの数は、整理できないくらいたくさん送られてくる。そのほとんどが中学生と高校生。
●麻上洋子
・好きな食べ物は、洋ナシ・歌手では中島みゆきが大好き。熱狂的ファン。
・イメージとしては、おとなしくて、ひかえめな感じだが、実際の彼女は思ったことをはっきりと言う、しんのしっかりした女性だ。
----テレビの「宇宙戦艦ヤマト2」も3月いっぱいで終わるそうですけど、ますますすごい人気ですね。富山「キザなようだけど、『愛に命をかける』というのは、いつの時代でも感動的なんじゃないですか」
----映画の場合は、ラストで古代が白色彗星に突進していきましたね。あれを「特攻隊みたいだ。戦争賛美だ」というふうに見る人もいるようですけど・・・。
富山「確かにそういう見方もあると思いますよ。いろんな見方をすればいいわけですよ。「こう見なければいけない」と言うことはないんですから・・・」
麻上「でも、そういう見方は考えすぎだと思うわ。この作品は、あくまで想像上のことでSFアニメですからね。おもしろければいいと思いますよ」
----ところで麻上さん、富山さんとのコンビはどうですか?
麻上「とてもやりやすいですよ。なにしろ富山さんはこの世界ではベテランですから」
----二人は歳の差が結構あるようですけど・・・恋人同士という感じになりますか?
麻上「仕事をしているときはそんなこと考えませんよ。自然にそういう気持ちになっていくもんなんです」
----富山さんから見て、麻上さんは、森雪タイプの女性でしょうか?
富山「ハッハハ・・・・サァ、どうでしょうか・・・」
麻上「私の生き方と森雪の生き方は、まるで違うと思いますよ。森雪は自分を抑えて好きな人にピッタリとついていくタイプ。私はまず、自分のことを考えますね。今自分は何をやりたいか、何をやるべきか・・・って。あまり男の人には左右されません!」
----でも森雪タイプの人って男の人にもてるんじゃないかな?
富山「いいですよネエ。でも実際にはなかなかいないですよ、こういう女性は(笑)」
----でも古代進や森雪のような人気者の声をやっていると、役柄と自分が同じイメージで見られることはありませんか?
富山「ファンレターなんか見ると、みんなそうですね。ボクを"古代進"そのものと思っているようです。それは嬉しいんだけど、こうやって雑誌に顔を出すと、みんながガッカリするんじゃないかなあ(笑)」
麻上「私だってそうですよ。森雪みたいに女の子らしくないものね」
富山「でも洋子ちゃんは美人だから、本(中三時代)がたくさん売れるんじゃないですか?(笑)」
---最後に、これからの抱負を。
富山「ボクは歌が大好きなんですよね。あんまりうまくないんだけど。だから、夢のある楽しいミュージカルをやってみたいですね。それがボクの今年の夢です」
麻上「私は"名作もの"のアニメに出てみたいと思っています。これからもよろしくネ」