別冊てれびくん8『声優フェスティバル』

富山敬さんのいそがし〜い一日・・・

富山さんと無事ドッキングできたのは、NHKのスタジオ。新アニメ番組『ニルスのふしぎな旅』のアフレコ・スタジオだ。
もうひと仕事終えました、といった感じの富山さんにさっそくインタビュー。

--今日は何時に起きましたか?

「6時に一度、子どもに起こされて、本格的?に起きたのは8時。」

それから、みそ汁とご飯で朝食をとり、10時前にはNHKへ。

1時に昼食、その後はまた『ニルス』のアフレコ録りだ。

今はレギュラー番組が5本。好きな川釣りにいくヒマもない。
そのうえ友人の富田耕生さんたちと作っている演劇同人『がらくた工房』の稽古もある。それでも家に帰ると、3人の子どもの良きパパ。時々は、子どもたちと、お風呂にはいるとか。

「なんでもいいから、一つのことに真剣に向かっていける人になって欲しいな」

子どもは5歳のお嬢ちゃんと双子の男の子の3人。心なしか、子どもの話になると、いつもより目尻が下がるように思えるのは気のせいかな?!

NHKの後は、がらくた工房の稽古場へ。正月の公演めざして、今、ハイピッチで稽古は進んでいる。
いつも持ち歩く重いバックをゆすって、富山さんは稽古場への階段を急ぎ足。富山さんの忙しい一日は、まだ終わりそうもない。




アニメの名コンビが送りあうラブレター

麻上洋子=森雪

拝啓、古代進さま。いかがおすごしでしょうか。
三浦友和さんと山口百恵さんは、ついに結婚宣言をしましたが、私と古代君は結婚の日取りも決まらず、確か「三日前ね!」というセリフから、えんえんとここまできてしまいましたね。その間、とても淋しく、そして楽しく雪の独身生活を楽しんでおります。

いっぽう富山敬さんは、ヤマトがはじまってからご結婚。そして今では子どもさんも3人。そのうえ私と?歳も離れているとは思えないご活躍、私のことのように喜んでおります。
俳優は歳をとってから、だんだんと花開くのですね。

そして、その大先輩富山さんが「古代君!」と呼べる身近さにいることは、私にとって幸運でした。その環境を台無しにしないよう、私自身の人生を歩いていきたいと思っています。


富山敬=古代進

森雪さま。おたよりありがとう。
本当に、パート1,2,テレフィーチャーと、ヤマトの旅は続きましたが、僕たちの仲は恋人のままですね。
でも僕は、結婚というはっきりとした形にしなくても、2人は永遠の恋人として、ヤマトの世界で生きていければと思っているんです。雪----君は僕の永遠の恋人だよ。

さて、麻上くん。
君と初めて会ったのは、やっぱりヤマト。
確かに君と言うとおり、僕も三児の父になってしまいました。
でも、月日はたっても、君はいつも芝居に情熱を燃やせる人。ひとつひとつの仕事を踏み台にして、苦しみ、そして楽しんで、一段階ずつのぼっていってください。
そして、いつの日かまた、いい仕事で共演しましょう。お互いに本当の役者をめざしたいものですね。