ジ・アニメ3月号

 富山敬と麻上洋子のアニメジョッキー(抜粋)

ジ・アニメ主催試写会 オン・エア前にこっそり観てしまったソ連アニメ

「富山敬と麻上洋子のアニメ・ジョッキー」のテレビ放映に先立つ、『世界優秀アニメ作品』試写会パート1は昨年12月3日に行われましたが、これに引き続き試写会パート2が、さる1月21日新橋ヘラルド試写室で開かれました。

(館長※ソ連で制作された短編アニメの日本国内テレビ放映用に、富山さんと麻上さんが吹き替えと歌を担当されています)

当日は午後5時開演のためか学生服で直接学校から駆けつけたファンの姿も沢山見受けられました。
開演前30分に試写会場に姿を見せた富山敬さん。売れっ子の哀しさで残念ながら途中で試写会場を抜け出さなければならなかった麻上洋子さん。

(略)
二本目が『或る愛のものがたり』。モノクロに近い切り絵を思わせる静かな画面にさびしい男の青サギと女のツルが漂うよう。富山さんと麻上さんの意地の張り合い、会話の微妙な掛け合いもみものです。

作品を見終わったところで、富山さんと麻上さんが前に出てファンの質問に答えました。最初のうち、おとなしかったファンも、一つ、二つと質問が出るにつれてかぶったネコを我先に脱ぎ捨て、珍問、奇答とびかう和気あいあいな良い雰囲気。

富山「今、試験中の人も多いと思うんだけど、こんなにたくさん来てくれてありがとう。今日が二度目という人も多いみたいで感激です。この26作のアニメはほんとに丁寧に作ったという感じ。まるで一本一本手作りの手触りが伝わってくるような。いい仕事をさせてもらったという気分だね」

麻上「とってもみんなの感想が聞きたい。可愛らしいのから、大人っぽいのまでほんとに幅があって、やる方としては大変楽しかった。皆さんはどうだったかな?」

二人のイキのあい具合はどうでしたか?という質問には「ピッタリ」と二人同時に。
富山さん「イキのあい方も最高だったんで、毎日帯で放送しちゃうともったいない、週1のペースでとお願いしてるぐらいなんですよ」

このあたりで当初の固さもとれたお客さんたちは質問の大混戦。
ファン「麻上さん、ニックネームのタヌキの由来を教えて下さい」
麻上「あれは『青春大通り』で、ささきいさおさんが私のことをタヌキ、タヌキと言っていたのからなんです」
ファン「自分で気に入ってますか?」
麻上「すーごく気に入ってます」
富山「おかげでいつまでたってもお嫁にいけません!」
麻上「エーッ(笑)ところでラストテーマに出てくる動物、タヌキみたいでしたね」
富山「あれ、洋子ちゃんをイメージして描いたんだよ、きっと」
スタッフ「(おろおろ乗り出して)あのぅ・・・あれ、クマのつもりなんですけど・・・」
富山・麻上「えっ!クマだったんですか。タヌキだと思って唄っていたのに!(笑)」

ファン「『青春大通り』で水島裕さんとご結婚の予定とか?」
麻上「スイマセン、あの番組ではいっさい真面目なことを喋ってないので」
富山「ハイ。単に二人でなぐさめ合っているだけですよ(笑)」

ファン「そのぅ・・・電車がホームに入ってくるときにアナウンスしますよね。ええと、敬さん、あれ、吹き込んでるんですか?」
富山「はぁ??いや、やったことないですよ」
ファン「すごく似てる声があるんです。私のうちの東武東上線沿線なんですけど・・・東上線のアナウンスがとにかく敬さんにそっくりなんです」
一同ひっくり返って爆笑。「あ、バイトやったな」という声も飛ぶ。
富山「実は・・・なんてね!いや、ほんとにしてないんです」
ファン「駅員さんに聞いたんですけど、やっぱりわからないって」
富山「ウン、やっぱ、そりゃ分からんだろーなぁ(笑)」