Memories1

真ライダーさんの思い出


 私と富山さんの唯一の接点は、1982年8月22日 新宿で行われた『我が青春のアルカディア』キャンペーンの声優体験コーナーで、富山さん(トチロー)、私(ハーロック)の共演をさせてもらったことです。

 場所は京王プラザホテルだったと思います。
富山さんのファンの方はまばらだったような?どちらかと言うと、お子さまが多かった様な記憶です。

 その時の富山さんの話で記憶にあるのが、
演じているトチローについて。
声だけで演じている"声優"について。
古代進が、ヤマトの艦長(ヤマト3の青年艦長ではなく老けてしまった古代進)の演技をしてくださったこと、、、
などです。

 声優コーナーでは、司会者の「男女ひとりずつ、やってみたい人」の声に間髪入れず「ハイ」と手を挙げて私が選ばれました。
 実際には映像はなく、レポート用紙に手書きの台詞が書かれ

富山さんともう一人の女の子と3人で演じました。
 私は富山さんの左に立ち、「あの富山敬さんが隣にいる」という現実に震えを感じたもの「意外と小柄なんだなぁ〜」と冷静に観察もしておりました。

 さて、演技の方はというと、、、
私の演じたハーロックに、司会者が肩を「ガクッ」と(要はイメージと違うゾという落としネタ)したこと、そして一緒に演じた女の子は上手だったと富山さんに振ると、富山さんは私をフォローして下さいました。

富山さん「響きの良い声だけど何かやっている?」
私「ヤマトが好きで、仲間たちと録音してやっています」
富山さん「何の役やっているの? ちょっとやってみて」

 私は調子に乗り、沖田艦長と古代君の会話(艦長代理の要請のシーン)をやらせていただきました。
 富山さん「沖田艦長は納谷悟朗さんがやっておられますが、その納谷さんの特徴をよくつかんでいますね」
と評価をしてくださいました。
 大変 うれしかった事は忘れられません。

 最後にサイン色紙を頂いて終わりました。
(声優コーナーに出た人の特権かと思いきやサイン会が始まりました、う〜ん残念?)




スゴーーーー!!!
しかもその時の台本まで保存されているなんて素晴らしいの一言です。
いえ、一番の宝物は、昨日のことのように思い出せる思い出そのものですよね。
誰もができる体験ではないです。貴重なお話をありがとうございました!