捨吉さんの投稿作品
探検家A「おい、こっちの道でいいのか?」
探検家B「多分、いいと思うんだけどな・・・」
A 「ピラミッドの中はな、一歩間違うとなかなか抜け出せないんだぞ!しっかり地図、確かめろよ」
B 「あの...兄貴。懐中電灯ちょっと貸してくんない?」
A 「ええっ?お前持ってないのか?」
B 「無くしたみたいなんだよね」
A 「どおりで暗いと思ったよ」
B 「いや、あの...暗いの通り越しちゃって、こういうの真っ暗闇って言うんですよ、兄貴」
A 「何言ってんだよ!」
B 「あの...早く懐中電灯 貸して!」
A 「あのなぁ、電池が心細いんだよ 無駄遣いするなよ」
B 「マッチあるから、何とか大丈夫だよ 兄貴」
A 「それじゃあ、点けるぞ 地図をしっかり、頭の中に叩き込めよ」
B 「へいへい、ガッテンだよ」
A 「いいか?それっ」B 「この道をまっすぐ行って、2つ目の角を右に曲がれば交番があるから、そこで聞けばいい...と」
A 「バカヤロー!ピラミッドの中に、交番があるかよ」
B 「あっ、いけねぇ、これは下落合の地図だった ははは・・・
え〜と ピラミッドの地図は...えっとこれだな これですよ、兄貴」
A 「どれどれ、現在位置は!」
B 「え〜、ここだなぁ きっとな」
A 「この道で、確かか?」
B 「え〜〜、いいんじゃないですかねぇ これ」
A 「頼りないんだよなぁ」
B 「ああっ、ああっ兄貴 電池が、電池が… あーーーっ」
A 「あ〜あって… ♪〜あとに残るは、闇ばかり… チントンシャンと…」
B 「兄貴、歌ってる場合じゃないですよ 今、マッチ出しますから」
A 「早くしねぇと、日が暮れるぞ」
B 「はいはい…って 日が暮れるも何も、真っ暗闇じゃないの マッチ、擦りますよ」A 「ここをまっすぐ行けば、ツタンカーメンの財宝にぶつかる なるほど…」
B 「あちっ、あちっ、あちちちっ… 消えた」
A 「おい!なんだよ暗くなっちゃって 早く次のマッチ、つけろ!」
B 「いや、ちょっと兄貴 ツタンカーメンの財宝って、あの...
もうとっくに発掘されちゃったはずですけどね」
A 「あれ?そうか?」
B 「ええ…」
A 「噂によれば、まだ見つかってないのがあるんだよ」
B 「ええっ!」
A 「お前、知らない?...マッチ、つけろよ」
B 「いや...兄貴」
A 「つけろよ」
B 「兄貴っ」
A 「なんだよ!兄貴、兄貴って」
B 「マッチがないの、もう…」
A 「なに?それじゃあ、さっきのが最後の1本だってのか?」
B 「そうらしいんだよね、兄貴 『マッチ一本、火事の元』消防庁…なんてね」
A 「なに言って…」
B 「あっ、兄貴!あっ、光だ!あそこにキラキラと…」
A 「なに!」
B 「ね!」
A 「見ろ!見ろ!よく目を凝らして見てみろ!うわぁ〜 金・銀・パール、プレゼントだよ」
B 「わぁ〜、ツタンカーメンの財宝が…」
A 「ついに見つけたぞぉー!あれが俺達のモノなんだ」謎の男 「あっはっはっはっーーーーーっ」
A 「何だ、急に! 誰だ!」
謎の男 「地球を守る正義の味方」
A 「なに? ダンガードAか?マジンガーZか?グレンダイザーか?」
謎の男 「違う、違う! うわっはっはっはっーーーーーっ」
A 「おっ、今度は二枚目できたな!
スーパーマンか?ガッチャマンか?エイトマンか?ウルトラマンか?」
謎の男 「まだまだ さあ、どうした!」
A 「レッドマンか?ファイヤーマンか? おい、名を名乗れ!」
謎の男 「私は地球を守り、ピラミッドを守る 正義の味方・ツタンカーマンだ!」
A 「ツタンカーマン? ん? ツタンカーメンの親類か?」
謎の男 「そうだ! ねぇ誰か、私(あたし)をヒーローにして アニメーション作ってくれない?」
まだ主題歌ないから、鉄腕アトムの借りちゃおう............鉄腕アトムの主題歌、2番まで流れ F.O...........
★捨吉さんのコメント富田さんの声は、ちょっと間抜け系な兄貴声
富山さんは、情けない系の子分声と、もう一人は、とってつけたような気取った二枚目声(笑)です。
(最後のセリフの「ねえ誰か…」からは、ちょっと情けないニュアンスが入ります)
脳内で変換して読んで頂けると、より臨場感が味わえます…うそです。ちなみに私がハガキに書いて出したネタは、『灯りが消えてさあ大変!』あたりまでで、その後は作家さんのオリジナルだと思います。
EDトークでは、富田さんに「発想が面白いね」と、言われたんですが…私は「そこまで書いてません!」と声を大にして弁解したかったです(^^;)
敬さんは、くすくす笑いながら相槌を打ってるだけでした。
違うんだよー、ツタンカーマンなんて寒いキャラは考えてないよ〜(TnT)